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シャンプーの洗浄成分の特徴

シャンプーは髪や頭皮についている汚れを洗浄するためのものです。頭皮から分泌される皮脂、ワックスやヘアスプレーなど、水だけでは落としきれない油脂を含む汚れを洗い流すためにシャンプーを使います。

衣料用洗剤や食器用洗剤と同じように、油汚れを落とすためには、界面活性剤という成分が必要になります。界面活性剤は、通常では混じることのない水と油が混ざることを助ける働きをします。シャンプーにもこの界面活性剤が利用されています。

シャンプーで主に使われている界面活性剤は、高級アルコール系、アミノ酸系、石けん系の3つとなります。

 

高級アルコール系シャンプー

ドラッグストアなどで一般に市販されているシャンプーの多くは、高級アルコール系のシャンプーです。

高級アルコールとは

高級アルコールとは、アルコール分子の中に炭素原子が6つ以上含まれているもののことを指します。炭素の数が5つ以下のものは低級アルコールと呼ばれます。低級アルコールは水性であるのに対し、高級アルコールは油性の性質をもちます。高級アルコールは、親油性が高いため、油を落としやすく、泡立ちも良くなります。

 

高級アルコール系界面活性剤

シャンプーに使われる高級アルコール系の界面活性剤としては、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸アンモニウムなどが代表的なものです。硫酸という文字が成分に入っている場合には、高級アルコール系のシャンプーとなります。高級アルコール系の界面活性剤のほとんどは、石油が原料となっています。

 

高級アルコール系シャンプーの特徴

親油性が高い界面活性剤を使っているため、泡立ちがよく洗浄力も強いのが特徴です。すっきり洗いたい人、皮脂の分泌が多い人、汗を良くかく人、ヘアワックスなどの整髪料を多くつける人に向いているシャンプーです。

また、ドラッグストアやコンビニなどで手に入れることもでき価格も安価なため、手軽に利用できることもメリットです。

 

高級アルコール系シャンプーのデメリット

洗浄力がとても強いため、汚れはよく落ちるものの刺激も強い成分となります。乾燥肌や敏感肌の人にとっては、皮脂を取りすぎてしまい頭皮の乾燥や皮脂トラブルを起こしてしまう可能性があります。また、肌の弱い赤ちゃんや乳幼児にも使用は控えた方が安心です。

 

アミノ酸系シャンプー

アミノ酸系の界面活性剤を利用しているシャンプーです。美容室などで売られるサロン専用品や髪の毛をケアする目的のシャンプーには、アミノ酸系界面活性剤を利用しているものが多くなります。

 

アミノ酸とは

たんぱく質を分解していくとできるのがアミノ酸です。逆をいうと、アミノ酸が結合されてたんぱく質が作られています。髪や頭皮の構成成分はたんぱく質です。そのたんぱく質の元となるアミノ酸を利用しているため、髪や頭皮に刺激が少ないものとなっています。

 

アミノ酸系界面活性剤

アミノ酸系シャンプーに利用される界面活性剤には、グルタミン酸、メチルアラニン、グリシン、メチルタウリン、サルコシンなどがあります。ココイルグルタミン酸、ココイルメチルアラニン、ココイルメチルタウリンなど、ココイル~という成分はアミノ酸系シャンプーに多くなります。

高級アルコール系シャンプーのラウリル硫酸、ラウレス硫酸などと似ていますが、ラウロイルグルタミン酸、ラウロイルメチルアラニンなどもアミノ酸系の洗浄成分になります。

 

アミノ酸系シャンプーの特徴

髪や頭皮もアミノ酸が組み合わされたたんぱく質で構成されていることとから、同じ成分を使っているアミノ酸系シャンプーは、髪や頭皮に刺激が少ないという特徴があります。また、アミノ酸系シャンプーのPHも頭皮や髪と同じ弱酸性であることから、肌に刺激が少なく、パサつきの少ない優しい洗い上がりとなります。

また、アミノ酸系界面活性剤は洗浄力がそれほど強くないため、皮脂を落としすぎる心配がありません。刺激も少なく、過剰な皮脂の流出も防げるため、肌の弱い人や乾燥肌の人に向いているシャンプーとなります。

 

アミノ酸系シャンプーのデメリット

洗浄力が弱いため、皮脂の分泌の多い人や整髪料を多く使う人の場合は、汚れを落としきれないことがあります。また、すっきりとした洗い上がりが好きな人にも物足りなさを感じる場合があります。

また、原材料が天然由来の物が多く、原材料費にコストがかかるため、製品の価格も高めになっています。

 

石けん系シャンプー

界面活性剤に石けんを利用したシャンプーです。ナチュラル思考、自然派の人に支持されているシャンプーです。液体のものや、固形のもの、粉末状のものがあります。

 

石けんとは

石けんとは、炭素原子を8個以上含む高級脂肪酸の化合物のことです。純石けんとは、脂肪酸ナトリウムと脂肪酸カリウムのことを指します。

 

石けん系界面活性剤

粉末状や固形の場合は、脂肪酸ナトリウム、液体状の場合は脂肪酸カリウムが成分となります。天然の動植物の油脂を原料にしている場合が多く、ヤシ油、パーム油、牛脂などが利用されます。これらの原材料を水酸化ナトリウムや水酸化カリウムなどのアルカリで反応さることで、脂肪酸ナトリウム、脂肪酸カリウムなどの純石けんが作られます。

 

石けんシャンプーの特徴

高級アルコール系シャンプー同様、洗浄力はとても高いシャンプーです。天然素材を利用している場合が多く、高級アルコール系シャンプーに比べると肌への刺激も穏やかになります。ただ、乾燥肌の人や敏感肌の人にとっては、洗浄力が高いため皮脂を取りすぎてしまい、乾燥や肌トラブルを起こしてしまう可能性もあります。

すっきりと洗いあげたい人や、無添加にこだわる人や自然志向の人に向いているシャンプーです。

 

石けんシャンプーのデメリット

高級アルコール系シャンプーに比べれば肌への刺激は弱いものの、一部の人には洗浄力が強すぎて、皮脂の過剰な流出により、乾燥が刺激となってしまう場合があります。

また、石けんは脂肪酸にアルカリを反応させて生成するため、石けん自体は弱アルカリ性となります。頭皮や髪の毛は弱酸性のため、石けんシャンプーをつかうと髪がきしんだりパサついたりします。

また、石けんが水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムと反応すると、脂肪酸カルシウム、脂肪酸マグネシウムなどの石けんかすが作られます。この石けんかすは、髪に残ると髪がギシギシする原因となるため、すすぎを丁寧に行うことが必要です。

 

ノンシリコンシャンプーとは

数年前から、ノンシリコンシャンプーという言葉が使われ始めました。シリコン入りのシャンプーは髪を洗うたびにシリコンが毛穴に詰まるため、頭皮の呼吸をさまたげるなどという話しもあり、シリコンが入っていないノンシリコンシャンプーが流行しました。

シリコンは、指通りを良くしたり、髪の摩擦を減らしたりするために配合される成分です。また、シリコンは石を原料とした成分で、安全性が高く、さまざまな化粧品や医薬品、コンタクトレンズの材料などにも使われているものです。したがって、シリコン自体に危険性はないと考えられます。

シリコンの特徴の一つして、保湿の効果があります。洗い上がりにしっとりした感触が苦手な人や、髪の毛のボリュームを出したい人には、ノンシリコンシャンプーの方が向いています。

 

まとめ

シャンプーは大きく分けて3つの種類に分類することができます。また、シリコンが入っているのか入ってないのかなどでも分けることができます。それぞれ、肌質や髪質によって向いている成分や向いていない成分があります。自分の頭皮の状態やなりたいイメージなどでシャンプーの種類を選ぶことが大切です。